「落合左平次道次背旗(鳥居強右衛門磔図)」を特別公開!

公開日 2024年05月09日

更新日 2024年05月14日

「落合左平次道次背旗(鳥居強右衛門磔図)」(部分)
「落合左平次道次背旗(鳥居強右衛門磔図)」(部分)

 東京大学史料編纂所が所蔵する「落合左平次道次背旗(鳥居強右衛門磔図)」が中津市歴史博物館に寄託されたことを記念し、特別公開いたします。東京大学史料編纂所が所蔵資料の他機関への寄託は初めてのことで、中津藩主・奥平家ゆかりの中津で保存活用を図り、本資料が寄託されました。

 「落合左平次道次背旗(鳥居強右衛門磔図)」は、奥平家の忠臣・鳥居強右衛門が長篠城籠城戦の際に、援軍要請の使者として派遣され、織田・徳川の援軍の約束をとりつけて城へ戻る途中、敵方の武田軍に拿捕され、磔になった姿が描かれています。城に向かって「援軍は来るからそれまで持ちこたえよ!」と叫んだ強右衛門の勇姿を、落合道次という武将が見て感銘を受け、背旗(合戦の際に自らの存在を顕示するために背中に負った旗)の図柄にしたと伝わっています。長篠籠城を偲ぶ5月21日(中津城・奥平神社では「たにし祭」神事が行われる)の前後に公開いたします。

詳細情報

会期:令和6年5月11日(土曜日)~5月26日(日曜日)
会場:中津市歴史博物館(中津市三ノ丁1290番地)
時間:9時~17時(入館は16時30分まで)
観覧料:一般300円、中学生以下無料、障がい者割引有(常設展の観覧料を含む)
鳥居強右衛門磔の図特別公開広報ポスター[PDF:1.46MB]

関連イベント 落合左平次背旗(鳥居強右衛門磔図)」特別展示解説

金子拓氏(東京大学史料編纂所教授・中世史料部門)による展示解説を行います。
皆様のお越しをお待ちしております。
日時:令和6年5月19日(日曜日) 14時~15時
会場:中津市歴史博物館展示室内
※予約・申込み不要。参加希望の方は当日時間までに博物館受付にお越しください。展示室内での解説のため、当日の観覧券が必要です。

お問い合わせ

歴史博物館
住所:〒871-0057 大分県中津市1290番地(三ノ丁)
TEL:0979-23-8615

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