畦畔へのセンチピードグラスの導入で農作業の軽減

公開日 2015年04月01日

更新日 2020年06月09日

中津市農業委員会では、農業者の高齢化、担い手不足、耕作放棄地などの対策の一つとして、農作業の大半を占める畦畔の草刈り作業の軽減を図ることで、農業者一人の管理できる農地面積を拡大したいと考え、畦畔へのセンチピードグラスの導入を推進しています。

平成24年度に管内3ヵ所でシート工法、プラグ苗、直播の実証試験を行い成果をあげています。これまでに公共工事の法面やいくつかの農家、集落が導入を行っていますが、できれば中山間地域等直接支払交付金、農地・水・保全管理支払交付金等の事業を活用し、集落全域で取組んでいただきたいと考えています。

 センチピードグラスとは

和名「ムカデシバ」といい、東南アジア原産の芝。

特徴

  1. 草丈は10~15センチメートル。普通種に比べてほふく茎(ランナー)の伸びが早く、節間も詰まって密な芝生を形成します。
  2. 耐寒性が強く、マイナス23.5度まで(ティフ・ブレア)耐えます(普通種はマイナス10度程度)。
  3. 根が太く深く伸び、畦畔や法面の土壌をしっかりと保持します。(モグラの害も減ります。)
  4. 永続性に優れ、定着後10年以上はほとんど草刈りを必要としません。(年1回秋から冬にかけて刈り込みを行う程度)
  5. 土壌適応性が大きく、土壌pH4.2~8.5で生育は良好です。
  6. アレロパシーの作用があるといわれ、雑草の発生を抑制します。
  7. 寒地ではほとんど出穂しないので、カメムシやゾウムシなどの繁殖を抑制します。
  8. ランナーが水に浸かることを嫌うので水田への進入は見られない。

※アレロパシー作用:他感作用といわれ、植物や微生物が根などから放出する化学物質によって、他の植物が何らかの作用を受け抑制される等の現象をいう。

 

施工1年後の畦畔
施工から1年後:三光佐知地区(水路を挟んで施工側と未施工側)

<雑草の多い既存の畦畔>

施工前の畦畔
施工前
シート工法で施工1年後の畦畔
施工から1年後(シート工法)
施工1年後の畦畔
施工後
プラグ苗工法で施工1年後の畦畔
施工から1年後(プラグ苗工法)
施工1年後の畦畔
1年後
直播で施工1年後の畦畔
施工から1年後(直播)

お問い合わせ

農業委員会事務局
住所:〒871-8501 大分県中津市豊田町14番地3
TEL:0979-62-9058
FAX:0979-24-7522

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