公開日 2019年05月19日
毎月19日は「食育の日」です。食育は、子どもから大人まで生涯にわたって必要です。
今年度は、年代に応じた食生活のポイントやレシピを紹介します。家族や仲間と食卓を囲み、食べることの楽しさや大切さを考えてみましょう。
春の離乳食(キャベツ)
今回は春が旬の春キャベツを使った、美味しい離乳食をご紹介します。
キャベツにはビタミンUやビタミンCが多く含まれており、離乳食初期(5~6か月)から開始できる食材です。
キャベツの調理ポイント
茎と葉は分ける(葉先の柔らかい部分から開始しましょう)
月齢に応じた大きさの目安
- 5~6か月児:すりつぶしてドロドロの状態
- 7~8か月児:細かいみじん切り
- 9~11か月児:粗いみじん切り
- 左から9~11か月、7~8か月、5~6か月の目安
バナナキャベツ(5~6か月児)
材料(1回分)
バナナ20グラム(6分の1本)、キャベツ10グラム(葉3分の1枚)
作り方
- キャベツは茎と葉を分ける。
- 葉を柔らかくなるまで茹で、なめらかにすりつぶす。(茹で汁はとっておく)
- バナナを加え、さらにすりつぶして混ぜる。(茹で汁で固さを調節する)
作り方のコツ
バナナは熟れたものが潰しやすいです。(ブレンダーやミキサーがあればよりなめらかになります)
固さはケチャップのようにトロッとするくらいが目安です。
白身魚のミルク煮(7~8か月児)
材料(1回分)
鯛(白身魚)10グラム(切り身薄切り1枚)、じゃがいも10グラム(小8分の1個)、キャベツ10グラム(葉3分の1枚)、人参5グラム(少々)、牛乳(育児用ミルク)30グラム(大さじ2)、野菜のゆで汁30グラム(大さじ2)
作り方
- じゃがいも・キャベツ・人参は柔らかくなるまで茹でる。(茹で汁はとっておく)
- じゃがいもは5ミリ角に切り、軽くつぶす。
- キャベツと人参は細かくみじん切りにする。
- 鯛の切り身は熱湯で茹で、細かくほぐす。(すりつぶしでもよい)
- 小鍋に牛乳と茹で汁を入れて、2~4の材料を加え、ひと煮立ちさせる。
作り方のコツ
魚は刺身用の切り身が手軽で使いやすいです。(白身魚:鯛の他、ヒラメ、タラなど)
魚(たんぱく質中心の食材)は加熱すると固くなる性質があるため、最初はしっかり細かくすることが大切です。
牛乳は1歳までは加熱調理に使用します。(育児用ミルクでも可)
ポテトもち(9~11か月児)
材料(1回分)
ツナ缶(油なし)15グラム、じゃがいも40グラム(中4分の1個)、キャベツ10グラム(葉3分の1枚)、人参5グラム(少々)、片栗粉4グラム(小さじ1)、サラダ油(適量)
作り方
- ツナ缶はしっかり汁気を除いておく。
- じゃがいも・キャベツ・人参は柔らかくなるまで茹でる。
- キャベツ・人参を粗く刻む。
- じゃがいもは、粗く潰し、1・3・片栗粉を混ぜて一口大に形を作る。
- キッチンペーパーに油を染みこませて、フライパン全体に薄くひく。
- 4を並べて、両面を焼く。
- 水を少量加え、蓋をして、蒸し焼きにする。
作り方のコツ
一口大にする際に、厚くなりすぎないように注意。最初は1センチ角程度(写真中央参照)で用意し、少しずつ大きさを変えましょう。鶏ひき肉やきなこなど、じゃがいもに混ぜる食材は自由に変えてみましょう。
- 「なかつ食育指針」を実践して毎日の食生活を楽しく送りましょう