令和5年12月8日、豊田小学校の5年生（2クラス）を対象に「小学生ものづくり体験授業「メカぐるま」を行いました。
　中津市では、令和5年度よりものづくりの楽しさや働く現場でかかせない技術などを伝えるために大分県立工科短期大学校や中津商工会議所・地元企業と連携し「小学生ものづくり体験授業」を学校に出向いて実施しています。
　授業は、大分県立工科短期大学校の機械システム系の遠藤教授による「メカぐるま」で、同校学生や他の先生もお手伝いにきてくださいました。
　組立キットから様々な部品を順に工具を使用し、手順書と説明に従って組み立てていきますが、慣れない道具の使い方や聞き手でない手指で組み立てるので苦労している様子もありました。メカぐるまの部品の一部は、短期大学校にあるプレス機を使用した部品であることが紹介され、金型を使い部品を大量生産できることやこの技術は中津にあるものづくりの現場である多数の工場でも使用しているという事例も紹介されました。
　子供たちからは、ナットを締めるのが難しかった、軸の土台と上部座席を接続するのが難しかったなど感想があり、苦労したようですが、メカぐるまが完成すると、嬉しさのあまり車をさっそく走らせ遊んでいる姿も見られ、達成感で満面の笑みを皆浮かべていました。

3つの分野（機械・電気・建築）のスペシャリストを目指すための学校「大分県立工科短期大学校」