平成28年第4回定例市議会の行政報告

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公開日 2016年11月25日 15時05分

 平成28年第4回定例市議会の開会にあたり、諸般の行政報告等を申し上げます。
 まず、平成28年秋の褒章についてです。この度、「中津港利用促進振興協議会」が、長年清掃活動を続けてきたことにより、緑綬褒章受章の栄に浴しました。昭和46年の発足以来、40年以上の長きにわたり、活動に参加してくださった会員の皆様のご協力の賜物と深く感謝しています。今回の受章は、その一員である中津市としましても大変名誉なことであり、これを機に、こうした環境美化運動がさらに広がるよう、ごみのないきれいなまちづくりを市民の皆様と一緒に推進してまいります。
 次に、医療の充実についてです。先月、中津市民病院において心臓弁膜症患者に対し、人工心肺装置を用いた開心手術が行われました。また11月に入り、歯科口腔外科医による舌癌の手術も行われました。今までこのような手術は、大分・別府・北九州などへ行かなければできなかったものです。今後も近隣住民の健康を守り、安心して暮らせるまちづくりを進めるため、24万人医療圏の中核病院として、市民病院の診療体制の充実に努めてまいります。
 次に、福祉や医療に関する啓発についてです。11月から12月にかけまして、「みんなのふくしまつり」、「人権を守る市民の集い」、「中津市健康づくり推進大会」、「中津市民病院公開講座」など、福祉や医療に関する意識を高めるイベントや講演会が多数開催されています。地道な事業ですが、男女や年齢の差、障がいの有無に関わらず、互いに支えあいながら安心して暮らしていけるまちを、市民の皆様とともに創り上げてまいります。
 次に、子ども・子育て支援についてです。これまで中津市では、3歳児未満の保育料について第3子以降の児童は無料でしたが、9月から対象を拡大し、第2子の保育料を半額にする「にこにこ保育支援事業」を始めました。この事業は、所得制限がある国の制度とは違い、子どもの多い全ての世帯への経済的負担を軽減するものです。今後も「合計特殊出生率2.0」の目標に向け、第3子目への出産を後押しする施策に積極的に取り組んでまいります。
 次に、防災対策の推進についてです。10月末から11月にかけて、市内の各地区において防災訓練が行われています。地域の防災力は自主防災組織の体制強化が基本であり、このように地域の皆様の自主的な活動が広がっていることに感謝しますとともに、行政としても引き続き支援を行ってまいります。
 次に、産業・経済関連についてです。企業誘致では、9月27日に大分県庁において、TOTOファインセラミックス株式会社の立地表明が行われました。今回の増設は設備投資額が8億円以上であり、増設に伴う新規雇用者数は11名となっております。また、企業の意向を踏まえ公表を控えておりましたダイキョーニシカワ株式会社が中津港にて操業を開始しており、設備投資額は約3億円となっております。このように、企業の増設は設備投資による経済波及効果や雇用の創出などによる地域活性化につながるものであり、今後も大分県と連携して積極的に誘致活動に努めてまいります。また、10月31日に市役所において、産業用ドローンの開発を行っております株式会社エンルートが、ドローン操縦の基礎や応用を学べる研修所を三光に開設することの立地表明式がありました。設備投資や雇用などは発生しませんが、さらなる活用が期待される分野であり、市内外から受講者が訪れ、地元で宿泊することにより、地域の活性化に寄与するものと考えております。
 次に、雇用支援対策についてです。地元企業の魅力や求人情報を広く市内外に周知するため、「中津市企業情報提供サイト」を公開いたしました。これは、中津市内の若年者や優秀な人材の市外への流出を食い止めるとともに、市外の大学に進学している若者やUIJターン就職希望者が中津市に移住することで、市内経済の担い手となる人材を確保することを目的としています。現在、正社員を雇用したい企業29社が登録しており、企業の理念や具体的な仕事の内容、福利厚生関係、そして求人・採用情報等についてタイムリーな情報を提供しています。今後も、市内中小企業の人材不足解消に向けた取り組みを進めてまいります。
 次に、高付加価値化の取り組みについてです。株式会社中津もぎたてファクトリーが六次産業化・地産地消法に基づく総合化事業計画の認定を国から受け、9月13日に市役所において、認定証の交付及び立地表明を行いました。同法人は、中津市三光(諌山)地区において平成29年5月に事業開始予定であり、地域における付加価値の高い農業生産や耕作放棄地解消を目指して、中津市産の小松菜・ほうれん草などを原材料とした冷凍用惣菜の加工及び販売など、六次産業化事業に取り組むこととしています。今後も、農林水産業の生産と加工・販売の一体化や、地域資源を活用した新たな産業の創出を促進するなど、六次産業化を推進していきます。
 次に、観光の振興についてです。自然・食・体験などの観光資源を、ターゲットである福岡県、山口県、広島県などに効果的にPRを行い、開通した東九州自動車道を活用した誘客に繋げていくため、国の交付金を活用し、大阪のご当地アイドルグループ『オバチャーン』を起用した新しい観光PR動画を作成いたしました。新たに打ち出したPRコンセプトは、ひらがなの“な”に漢字で活動の“活”と書いて『な活』。中津市を感じる、体験する、それを『な活』と呼び、今後もこのコンセプトのもと、中津の魅力を発信してまいります。その他、本耶馬渓支所の地域おこし協力隊の2名が中心となり、本耶馬渓町のPR動画を作成いたしました。ドローンを使った空撮の映像もたくさん盛り込み、この町に新しく移り住んだ視点から、素晴らしい風景を紹介しております。今後も地域おこし協力隊の活躍に期待しております。
 また、10月25日に市役所において、「メイプル耶馬サイクリングロード活性化会議」から提言書が提出されました。この提言書は、現地研修や3回にわたる会議を経て、サイクリングロード活性化に向けまとめられたものです。今後はこれを参考に、活性化会議の構成員をはじめ、地域の方々や関係機関と協力・連携し、サイクリングロードの活性化に向けた取り組みを計画的に進めてまいります。さらに、10月から11月にかけて、「三光コスモス祭り」や「やまくにかかしワールド」、「耶馬溪観光秋まつり」、「諭吉の里ウォーク」など市内各所で多くのお祭りが開催され、大変な賑わいを見せておりました。このように市内に豊富にある観光資源を連携させながら、魅力の向上と誘客に努めてまいります。
 次に、移住・定住の促進についてです。「移住支援なかつ」は地域住民有志と行政等が移住者受入れに向け協力・連携することを企図して5月に発足したところですが、8月に耶馬溪町三尾母に4名、9月に同町大島に2名の移住者を受入れることが出来ました。特に、三尾母に来られたご家族に関しては、地域移住サポーターが集落行事を一から説明し、雰囲気や暮らし方までのアドバイス、また受入れ時には集落でのあいさつ回りにも付き添い、スムーズな受け入れをすることが出来たそうです。今後もこうした取り組みを一層進め、更なる移住者受入れに努力してまいります。
 次に、スポーツの振興についてです。11月6日にダイハツ九州スポーツパーク大貞内のダイハツ九州スタジアムにおいて、「2016オリンピックデーラン中津大会」が開催されました。市内外から応募のあった参加者約850人がオリンピック出場経験者とのジョギングやトークショーを楽しんだほか、今津中学校や東中津中学校において、オリンピアンを講師に迎えてオリンピック教室が行われました。今後も、生徒たちにはスポーツを通じて夢や希望を持った人生を歩んでもらえるよう、このような取り組みを続けてまいりたいと思います。
 次に、学校教育の充実についてです。11月5日から7日までの3日間、第67回中津市教育文化祭を開催いたしました。今年は、中津市教育スーパーアドバイザーでもある菊池省三氏による講演や映画により、会場の皆さんに「ほめる」ことの大切さを伝えていただきました。このほか、会場では子供たちの作品展示や科学体験なども行われ、児童生徒、教職員、保護者、地域住民が一体となり、中津の教育の未来について考える良い機会になりました。
 次に、公共交通網の整備についてです。耶馬溪地域では、昨年7月から山移、深耶馬地区でコミュニティバスが導入されていましたが、今年9月末で中津-日田間、中津-玖珠間を除く地域内の路線バス・患者輸送バスを全て廃止し、10月から全域でコミュニティバスの運行を開始いたしました。登下校時には毎日運行しておりますが、日中に関しては路線数を増やす代わりに、各路線が週1回かつ1日3便で運行を行っております。またコミュニティバスの運行により、診療所以外の施設でも多数停車するため、利用者の利便性が向上し、今後利用者が増加することが期待されます。
 次に、インフラの整備促進についてです。中津日田地域高規格道路やその他の国道、中津港の整備や治水関連事業の促進のため、10月から11月にかけて国や地元選出国会議員に対する要望活動を精力的に行ってまいりました。圏域の発展や防災・減災対策に資するこれらインフラの整備については、大分県や大分県市長会・九州市長会などの関係機関と連携しながら要望活動を継続し、整備促進に努めてまいります。
 最後に、県や近隣自治体との連携についてです。耶馬溪導水が設置されてから20周年を記念して、10月29日に「北九州―中津ウォーキング大会2016」が開催されました。ゴールの中津城公園では、足湯やグルメ、郷土芸能など、中津ならではの様々なおもてなしで参加者をお出迎えし、参加者だけでなく観光客の方などにも大変好評でした。また、11月5日には耶馬溪ダム湖畔において、大分県と中津市の共催により、「第19回『耶馬の森林』植樹の集い」と「第16回豊かな国の森づくり大会」が開催されました。大分県との共催により、大分県内及び耶馬溪ダムを水源として利用している福岡県内の各地から、例年を大きく上回る約900名もの方が参加され、植樹活動などを通して、「森林」と「水」との関わりを再認識し、流域住民の方との交流を深めました。これらのイベントは、大分県および耶馬溪ダムや山国川を水源として利用している北九州市や福岡県京築地区の自治体などの協力により、行われたものです。今後も、このような連携を積極的に進めてまいります。
 以上をもちまして、諸般の行政報告を終わります。議員の皆様方におかれましては、今後ともご指導ご協力いただきますようお願い申し上げます。

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