令和2年第3回定例市議会の行政報告

公開日 2020年09月01日

 令和2年第3回定例市議会の開会にあたりまして、諸般の行政報告を行います。

 まず、令和2年7月豪雨をはじめとする豪雨の被害及び避難所運営についてです。
 6月中旬から7月中旬にかけて、度重なる豪雨に見舞われました。中津市においては、幸い人的被害はありませんでしたが、農地や林道などに多くの被害を受けました。
 この豪雨時の避難所については、7月6日から12日までの7日間、自主避難所を含む38か所で、最大で202世帯・323人の避難者を受け入れました。
 熊本県球磨地方での浸水被害の状況を踏まえ、ダイハツ九州アリーナなど浸水想定区域外にある避難所を中心に開設するとともに、新型コロナウイルス感染防止対策として、受付でのサーモグラフィカメラによる検温、手指消毒、間仕切りの設置などを行いました。今回の避難所運営での教訓を活かしつつ、今後も、市民の安全を第一に、適切な避難所の運営と市民との情報共有に努めてまいります。

 次に、新型コロナウイルス感染症への対応についてです。
 全国では多数の新規感染者が確認され、予断を許さない状況が続く中、中津市におきましても、7月31日、8例目となる感染者が確認されました。幸いその後の感染者の確認はありませんが、引き続き徹底した感染予防対策を行っていかなければなりません。小中学校をはじめとする公共施設の手洗い場や換気設備等の充実に取り組むとともに、市内事業者の皆様にも感染防止対策を行っていただくため、支援を拡充したところです。
 特別定額給付金につきましては、8月17日に受付期間が終了し、対象世帯の99.5%、40,168世帯に対して支給を行いました。また、ひとり親世帯臨時特別給付金につきましては、子育て負担の増加や収入の減少など特に大きな影響がひとり親世帯に生じていることから、迅速な対応に努め、県下で最も早く支給いたしました。
 また、中小事業者等への支援につきましては、8月28日時点における申請受付件数は、店舗や事業所等への賃料補助金については422件、県の特別融資に対する利子補給については154件、事業継続支援金については527件、感染防止対策補助金については60件となっています。
 また、コロナ禍で落ち込んだ消費喚起のため発行した商品券につきましては、8月28日時点で、プレミアム付き商品券の申込件数は約1,888世帯となっています。なお、プレミアム無しの商品券につきましては、既に完売しています。
 一方で、感染防止に配慮しながら、社会活動も再開いたしました。
 2月28日より休止していました「なかつ・こどもいきいきプレイルーム」につきましては、株式会社サンリブのご協力により、換気対策を講じた上で、検温や手洗い・消毒の徹底、予約制による利用者数の制限など万全の対策を講じて、6月26日に再開しました。また、北部放課後児童クラブ「トトロ」も新たに完成した園舎での運営を開始しています。
 また、「元気!いきいき週一体操教室」も、全教室42か所のうち過半数が活動を再開しました。残りの教室に関しましても、地域包括支援センターや教室の代表者と連携を図りながら、手指消毒液の配布や3密の回避など再開に向けた感染予防対策を支援し、高齢者が安心して外出・運動し、人との交流ができるよう進めてまいります。
 また、中止となった大分県中学校総合体育大会に代わり、3年生の最後の大会として、7月23日から、中津市中学校体育連盟とともに感染防止・熱中症対策を徹底し、中津市中学校総合体育大会を開催しました。
 また、小中学校におきましては、今後の感染拡大による臨時休業に備え、ZOOM等を使った集会活動や授業研究など、新しい学習活動に取り組んでいます。
 今後とも、感染防止対策をしっかりと行いながら、コロナ禍以前と同様の社会活動を再開し、あるいはそれに代わる活動の在り方を検討してまいります。

 次に、コロナ禍で大きな打撃を受けた観光事業者への支援と観光誘客、消費喚起を目的とした観光振興の取組みについてです。
 「ちょい旅なかつ」、「なかつ発!福旅」、「2020中津耶馬渓食の周遊」の3つの観光キャンペーンを展開しました。
 「ちょい旅なかつ」キャンペーンは、市内の飲食店、土産品店などで使えるクーポンを宿泊者に贈呈します。「なかつ発!福旅」キャンペーンは、大分県が実施する「おおいた旅クーポン」又は大分・宮崎間、大分・熊本間を旅行する「おとなり割」を市内の指定旅行代理店を通じて市民が利用する場合に補助を上乗せします。「2020中津耶馬渓食の周遊」キャンペーンは、5種類のグルメを味わって、スタンプを集めると、抽選で食事券やダイハツ車などの賞品が当たる事業で、12月29日まで実施しています。
 また、なかはく(中津歴史博物館)では、「なかはく手帳」を発行しました。なかはくだけでなく、中津城や福澤記念館などの市内各施設を訪れ、シールやスタンプを集めながら、まち歩きを楽しんでいただける企画となっています。
 まずは、市民や近隣市町村の方に市内の宿泊・観光施設を訪れていただくことで、観光の再活性化に繋げてまいります。

 次に、こどもの未来づくりの取組みについてです。
 今年度から中学生を対象として実施する福澤諭吉に関する検定試験の公式ガイドブックを6月に発刊し、中学1・2年生の全員に配布しました。また、毎年開催している子ども中津検定「なかつ学びんぴっく」の公式ガイドブックと小学校の社会科資料集「わたしたちの中津」を改訂するとともに、それらを一冊にまとめた「ふるさと中津」を7月に発刊し、小学校3年生から6年生の全員に配布しました。今後とも、子どもたちが故郷を誇りに思い、中津に愛着を持てるよう、ふるさと教育をさらに推進していきます。
 また、7月22日、大分県立中津南高等学校耶馬溪校において、学校・地域・行政が協働で取り組む耶馬溪未来創造プロジェクトとして、第1回CM塾が開催されました。著名なCMディレクターの指導の下、生徒による地域CMの企画・制作を行い、学校や地域のことを深く知る機会を創出するとともに、CMを通じて、市内外の中学生や保護者等に耶馬溪校の取組みや地域の魅力を伝え、進学希望者の増や、地域の活性化に寄与することを目指します。今後とも、耶馬溪校の存続に向け、同校の独自の取組み等を県教育委員会とともに支援してまいります。

 次に、企業立地の状況等についてです。
 新型コロナウイルス感染症による経済活動への影響は大きく、企業ではサプライチェーンの国内回帰など拠点を分散化させる動きがあると同時に、労働者にもテレワークなどによる働き方の変化や若い世代を中心とした地方移住への意識の高まりが見られます。市としましても、企業の動向を注視しながら、新たな企業の立地に備えた用地の整備や、UIJターンや移住支援を含めた人材の確保に取り組み、積極的な誘致活動を進めているところです。
 こうした中、6月23日、マルナカ物流株式会社から立地表明書が提出されました。受注拡大に対応するため、倉庫の増設を行います。また、有限会社美健コーポレーションも冷凍倉庫等の増設を行いました。さらに、7月1日、倒産した株式会社萬松の事業譲渡を受けた大分ドライルーブ株式会社が立地・操業を開始しました。これにより、これまで働いていた方々40人の雇用を守ることができました。
 また、8月8日、ダイハツ九州アリーナにおいて、大学進学等で市外・県外に転出した来春卒業予定者や一般求職者、UIJターン就職希望者と市内企業とをマッチングする「中津市企業合同就職面接会」を開催しました。

 次に、民と連携した地域福祉の取組みについてです。8月5日、教育福祉センターにおいて、みんなの福祉車両・カーシェアリングのお披露目式を行いました。大分ダイハツ販売株式会社、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社、中津市社会福祉協議会と中津市が共同して事業を実施するもので、大分県下では初の取組みです。車の乗り降りに不便を感じている障がいのある方や高齢の方をはじめ多くの方に、地域の移動手段の一つとして利用いただけることを期待しています。

 最後に、環境共生都市なかつの実現に向けた取組みについてです。6月29日、中津市廃棄物減量等推進審議会に対し、ごみの減量・資源化をさらに推進させる施策について諮問を行いました。市民・事業者・学識経験者で組織するこの審議会において、現在、循環型社会の形成、環境との共生という観点から必要な施策を審議いただいているところです。今後は、審議会からの答申を踏まえつつ、市民の皆様の声をお聴きしながら、ごみの減量・資源化の取組みをはじめ、次世代へ繋ぐ中津市のまちづくりを進めてまいります。

 以上をもちまして、報告を終わります。

 繰り返しになりますが、新型コロナウイルス感染症につきましては、引き続き、感染者数や社会経済活動の状況を注視しながら、感染防止、医療・市民生活・経済活動への支援及び確保をしっかり行ってまいります。市民の皆さんも、マスク着用、手洗い、消毒、換気など、それぞれができる対策を行っていただくとともに、いわゆる「コロナ差別」と呼ばれる、感染者やその家族、感染者が確認された事業者やその従業員、医療関係者等に対する誹謗・中傷や差別的発言に惑わされることのないよう、正確な情報に基づいて冷静な行動をお願いします。一人ひとりがお互いの立場を思いやり、励まし合い、支え合いながら、ともにこの厳しい状況を乗り越えていきましょう。

 議員の皆様方におかれましては、今後ともご指導ご協力いただきますようお願い申し上げます。

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