令和3年市長新春あいさつ

公開日 2021年01月01日

 明けましておめでとうございます。
 皆様には、お健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
 また、平素より市政へのご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。

 昨年からの新型コロナウイルス感染拡大により、日々の生活や経済活動に大きな影響が及んでいます。
 市では、医療体制を確保し、新型コロナウイルス感染を防止するとともに、市民や事業者の皆様の日常生活や経済活動を支援するため、さまざまな対策を講じているところです。また、中津市議会・中津市医師会・中津商工会議所・中津市しもげ商工会と共同で「なかつ励まし・支えあい宣言」を発信し、感染予防と地域経済の再活性化のため、市民の皆様と一丸となって取り組みを進めています。今後も感染防止と社会経済活動の両立に努めます。

 また、災害に対する備えも忘れてはなりません。いつ起こるかわからない災害に備えて、コロナ下における避難所の環境改善のため、空調設備や無線LANの整備など、より安全安心な避難所づくりを進めるとともに、引き続き自主防災組織の体制強化や実践的な訓練など、災害に強いまちづくりに取り組んでまいります。また同時に、地域コミュニティの維持活性化に必要な公民館整備など、市民生活に必要な事業も進めます。

 さらに、国の進めるデジタル社会の構築に向けて、マイナンバーカードなど、市民サービスの向上を図る行政のデジタル化・オンライン化を推進します。学校教育の面では、小中学校の児童生徒に一人一台のタブレット端末を配備するなど、オンラインも含めたICT環境の整備を進め、新しい時代の教育に必要な情報活用能力の向上をめざします。

 早期の全線開通が期待される中津日田間地域高規格道路は、日田山国道路(全長約8.8キロメートル)の工事が始まり、3月までには山移から大島を結ぶ耶馬溪道路(全長約5.0キロメートル)が開通する予定です。現在、「中津日田道路シンポジウム」をWEB上で公開しており、未着手工区の新規事業化や建設中工区の整備促進に向け機運醸成を図っているところです。引き続き国や県と連携し、北部九州の高速交通網の整備を進めてまいります。

 中津の強みを活かし、新たな価値観や柔軟な発想、先端技術、民間活力等を積極的に取り込みながら、「暮らし満足ナンバーワンのまち中津」実現のため、今年も市民の皆様と一緒に全力を尽くしてまいります。

 結びに、皆様のご健康とご多幸をお祈りして、年頭のごあいさつといたします。