公開日 2026年08月19日
今年も家庭菜園で夏野菜作りにトライ。猛暑と雑草の中、キュウリ、ナス、ミニトマト、オクラ、ズッキーニ、子どもピーマン、万願寺トウガラシ、メロンが数本ずつそれなりに成長しました。
農薬は使いません。それゆえ苗の植え付けから収穫まで病害虫との格闘が続きます。成長の過程で毎日、葉や茎に虫を見つけては捕まえ原始的に手で退治します。
まず現れたのがテントウムシ。ナスの葉がすべて穴だらけ、ひどいものは葉脈だけになります。種類によって益虫と害虫があるようで、背中の点の数、体表面の光沢や形状で見分け判断します。
さらなる難敵はカメムシ。どの野菜にも卵を産み付け静かに襲いかかります。体色も緑からこげ茶まで保護色で身の危険を察知すると、あたり一面に悪臭を放つ強力な武器持ちです。
加えてバッタ、カマキリ、名前を知らぬ多様な虫たちが菜園内をわが物顔に飛び回り荒らします。残念ながらこちらの作業時間も限られ守りも万全とはいきません。さらに人間をしつこくねらう厄介な蚊たち、蚊取り線香で対抗します。
一方、ミツバチは実を結ばせてくれる「受粉の不可思議」を教えてくれます。ズッキーニは雌花と雄花が受粉しないと実は成長不良で腐ります。自然界の虫たちは敵にもなりますが、生命の神秘を運び、便益をもたらすありがたい味方でもあります。
このように虫と深く関わりながら愛情を込めて育て上げた自家製野菜は、たとえ見栄えは悪くても新鮮で美味しいのです。虫が寄りつく野菜こそ一番安全なのかもしれません。
自らも土との触れ合いによりリフレッシュ、早朝採れたて野菜の一口は何にも代え難い贅沢です。さてお彼岸過ぎれば、次は秋植え野菜、冬の陣立てといきますか。
(市報なかつ令和8年9月号掲載)
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