ヤングケアラーについて

公開日 2024年04月02日

ヤングケアラーとは?

「ヤングケアラー」とは、本来大人が担うとされているような、家事や家族の世話などを日常的に行っている子どものことです。特に18歳未満の「ケアラー」のことを「ヤングケアラー」と言います。

例えば、こんな子どもたちです。

料理
障がいや病気のある家族に代わり、買い物・料理・掃除・洗濯などの家事をしている
着替え
家族に代わり、幼いきょうだいの世話をしている
車いす
障がいや病気のあるきょうだいの世話や見守りをしている
歩行介助
目が離せない家族の見守りや声かけなどの気づかいをしている
通訳
日本語が第一言語ではない家族や障がいのある家族のために通訳をしている
バイト
家計を支えるために労働し、障がいや病気のある家族を助けている
掃除
アルコール・薬物・ギャンブル問題を抱える家族に対応している
看病
がん・難病・精神疾患など慢性的な病気の家族の看病をしている
食事介助
障がいや病気のある家族の身の回りの世話をしている
排泄介助
障がいや病気のある家族の入浴やトイレの介助をしている

ヤングケアラーが抱える課題

大人が行うような家事や家族の世話などを日常的に行っていると、子どもたちに次のような影響が出る可能性があります。

成績低下
学校生活への影響
遅刻・早退・欠席が増える、勉強の時間が取れないなど
友人関係に影響
友人関係への影響
友人とのコミュニケーションを取る時間が少ないなど
就職に影響
進学・就職への影響
自分にできると思う進学や就職の範囲を狭めて考えてしまう、自分のやってきたことをアピールできないなど

困った時は相談してください!

家族の手伝い・手助けをすることはすばらしいことです。

しかし、ヤングケアラーは年齢に見合わない重い責任や負担を負うことで、勉強に励む時間、部活に打ち込む時間、友人との他愛ない時間が削られることがあります。学校生活に影響がでたり、こころやからだに不調を感じたりするほどの負担がかかっている場合は注意が必要です。

自分のこと、家族のことで不安や悩みを抱えている人、地域の中で心配な家庭があるという場合は、気軽にご相談ください。

相談窓口

中津市 こども家庭センター 相談支援係

電話:0979-22-1103
※土・日・祝日を除く
※平日8時30分~17時15分
Mail:kosodatesoudan@city-nakatsu.jp


大分県ヤングケアラー相談窓口バナー

大分県ヤングケアラー相談窓口

大分県では、大分県内のヤングケアラーの支援のため、相談窓口を開設しました。専門の相談員が24時間365日相談を受けつけており、必要に応じて、市町村などの関係機関と一緒に対応します。

大分県ヤングケアラー専用電話相談窓口

電話:097-546-1451
※24時間365日対応
LINE:大分県ヤングケアラー相談窓口

こども家庭庁 「ヤングケアラー 特設サイト」

ヤングケアラー知っていますか?

このページについてお聞かせください